普通の女の子が世界一へ(ふなちゃん)
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私がガイドになった理由
地元で介護福祉士として5年ほど高齢者向けの施設で働いていました。ラフティングは卒業旅行で初めて体験し、「吉野川が激しくて面白い」とガイドさんの話を聞いて吉野川にお客さんとして遊びに来ました。
ガイドへの憧れは少なからずありましたが、当時はムキムキの男性ガイドばかり・・・運動神経も平凡な私にはできる訳もないとお客さんとしてツアーに参加していました。
そのまま2~3年程経過し、たまたまリオブラボーを訪れた時は貸切で水量の多いコンディション。自然の凄さと日常では味わえない緊張感と開放感にさらにはまっていきました。ツアーに参加していく中でやっぱりガイドになってみたい気持ちがどんどん強くなり、ガイドさんに直接相談したりする中で人生は1回だしやれるだけやってみようとガイドを目指すことにしました。
実際ガイドの世界に入ってみてどうでしたか?
最初は覚えることがたくさんだし、身体も動かすので毎日へとへとでした。もやもやすることももちろんありますが、「できた」「できてない」がはっきりと分かるのでできたときの爽快感は格別です。
リバーガイド自体はポジティブでお話し好きな人が多い印象。
一度会うと会社に関係なくフレンドリーに話しかけてくれますし、情報交換をしたり相談したりと自然と仲良くなっていきます。
ガイド生活での挑戦とは?
とにかく漕ぎたい気持ちからレースの世界に飛び込みました。
吉野川を拠点に活動していた女子日本代表チーム「THE RIVER FACE」へ加入。2017年の世界大会は吉野川で開催され、総合優勝を果たすことができました。
その後もレースを通して国内外の川をいろいろと下ってきました。
ガイド一問一答
Q:この仕事の面白いところは?
飽きることがないところ。川の状況も変わりますし、一緒に行くお客さんも違う。「いつもと同じ」がないところが難しくも面白いところだと思います。
Q:この仕事でつらかった事はありますか?
もちろんあります。ガイドになりたての時は何もかも初めての経験なので、試練だと思うこともたくさんありました。ガイド協会の試験も緊張の連続でしたし、台風後の増水時は怖すぎて泣きながらトレーニングに行ったこともあります。今となってはいい経験ですけどね(笑)
Q:この仕事を実際やってみて何を思いますか?
とてもやりがいのある仕事だと思います。こんなに「楽しかった」「ありがとう」を言ってもらえる仕事はないと思っています。あとは身体的にも精神的にも鍛えられるので昔よりもタフになったような気がします。
Q:休日はどう過ごしていますか?
家でのんびりしたり、乗馬にいったり、飲みに行ったり、川原で焚火をしたり。予定を詰め込むよりもゆったりまったりと過ごしている日が多いです。
Q:冬のシーズンはどう過ごしていますか?
ラフティングシーズンが終わったあと年内は割とのんびりとしています。時間に縛られずに好きなことを好きな時にするのが最高の贅沢です。
年明けからシーズンインまでは造林の仕事に行っています。伐採された後に新たに木の苗を植えていくのが主な仕事ですが毎日1万歩以上山の中を歩いていくのである意味ラフティングよりもハードな仕事ですね。
Q:最後に一言
ラフティングガイドになるまでにかなり迷いましたが挑戦して良かったと思っています。たくさんの人と接するので普段は出会わないような人と話せたりするのも面白いところ。自然の中で開放的に楽しみながら働けるので、できるか迷っている方はぜひ挑戦してみてください。
2023年2月9日 | カテゴリー:リオブラボー!NEWS | コメント(1)