吉野川の激しい流れはなぜ生まれたのか?

吉野川(よしのがわ)は日本三大暴れ川の一つで、利根川(坂東太郎)、筑後川(筑紫次郎)と並び四国三郎(しこくさぶろう)と呼ばれている。

源流部は高知県の瓶ケ森。石鎚国定公園の指定区域内にあり、森林のほとんどが樹齢100年を超える天然の森林で、新緑や紅葉が美しい森。
水源の森百選」の一つに「吉野川源流の森」として選定されている。

この空気が澄んだ森林で湧き出る水から一本の美しい流れが始まり、2億年もの間その水達は
谷間を縫って山を下り続けることで奇怪な岩場を形成し、
大歩危小歩危をはじめとする険しくも美しい渓谷美を作り出した。

そしてこの狭い渓谷を1年中非常に豊富な水量が押し流れるため
吉野川の日本一激しい流れが生まれました。

なぜ吉野川と呼ばれているのか?

吉野川の名の由来については、遙か昔流れによって運ばれた大量の土砂によって出来た広大な平野に植物のヨシ(アシ)が広く覆っていたそうです。「川岸が葦(よし)に覆われている。ヨシの川」から吉野川と自然に名付けられたとする説が有力です。

吉野川にある自然景勝地、名所

大歩危・小歩危以外にも 吉野川随一の落差で約5mもある追い込みは、凄まじく激しい流れを作りだし 天然の鮎たちも行く手を阻まれしまうことからその名がついた「鮎戸瀬」 。奇岩・怪岩で知られる箸蔵県立自然公園内の天然記念物で四国のみずべ八十八カ所とくしま88景とくしま水紀行50選にも選定されている「美濃田の渕」 などの様々な名勝・景勝地がある

     

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